西村ちなみの日々の活動をご報告します。

どこに向かう、年金と世界

出産予定日まであと一週間ほどとなりました。本会議は産前休暇(衆議院規則で言うと出産休暇)をいただいていますが、ご要請などには対応いたしておりますので、何かございましたら事務所にお申し付けください。

年金カット法案が厚生労働委員会で強行採決され、衆議院本会議でも採決されようとしています。聞けば委員会では動議が出されて採決されたとのこと、私が厚生労働委員会で筆頭理事をつとめていたときにはなかったことであり、自民党国対がいかに稚拙で焦っているかがよく分かります。

「年金100年安心プラン」と自民・公明両党が制度改革を強行してから12年。見通しが甘く、5年ごと2年前の財政検証でも「所得代替率がもつかもたないか分からない」ような分析しか明らかにしていなかった責任については何の言及もないまま、今度は将来世代のためと新しい言い訳をしながら、物価スライドのみならず賃金によるスライドもかけていくということです。弥縫策と言わずして何と呼んだらいいのでしょうか。これで本当に、現役世代と将来世代からの年金に対する信頼が回復できるとでも考えているのでしょうか。受給者の暮らし、経済への影響とりわけ安倍政権にとって重要なはずの「アベノミクス」の成否を考えても、とても得策とは思えません。

さてトランプ次期大統領の勝利となった米国大統領選挙から3週間。大方の予測を裏切ったということもあり、世界中に与えたショックは大きかったわけですが、時間がたってくると、ますますその意味は深いと感じます。差別意識は人の心の中に宿るもので、それを表出させるかどうか、行動に移すかどうか、それらを社会でどう取り扱うかは規範とルールによって決められるもの。誰もが生きやすい社会とするためには、差別はよくないとするルールが必要なのだと立法府にいる私は思います。

ところが「トランプ旋風」は、差別することは許されるのだという空気を生み出した。米国内、ヨーロッパ全体のみならず、世界でこれから起きるかもしれないことを考えると、少し暗い気分になります。でも米国全土の得票数でいえばヒラリークリントン候補の方が上回っていたことが、多少の救いかもしれません。