*************************
西村ちなみメールマガジン第214号(2009年6月15日発行)
「先週の成果物」
※無断転用、無断転載は固くお断りします※
*************************
みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。
先週は大きな仕事を二つやりとげました。一つは公文書管理法案の修正と衆議院可決、もう一つは育児介護休業法の修正可決です。
公文書管理法案については以前にもメルマガで書きましたが、消えた年金記録問題、捨てられていた自衛艦「とわだ」の航海日誌、ないと言われて突然出てきたC型肝炎被害者リストなど、ずさんな行政文書の管理状況が近年明るみに出ました。そもそも行政文書の作成の段階からきちんとやる必要性は誰もが感じていたところです。もって行政のムダをなくすこともできると考えました。
そのため民主党として修正案を作り、与野党協議を行ってきた結果、廃棄にあたっては内閣総理大臣の同意を必要とすること(将来的には中立性と専門性を兼ね備えた組織が行なうことが望ましい)、行政文書管理規則を作成する際に委員会の諮問に付すこと、行政文書の定義については不断の見直しを行なうこと、民営化されるときには文書の管理をきちんと行なうこと、などかなりの修正を勝ち取ることができました。民主党のチーム力が良い形で発揮され、与野党ともに巻き込んでポイントを押さえた修正案を作り、全会一致で衆議院可決され、15項目の附帯決議をつけたことは、市民団体からも高い評価を受けました。
もう一つは育児介護休業法の修正です。育児休業取得率は法施行時の20年前とほとんど変わっていません。ワークライフバランスの推進のため、政府案は方向性としては間違っていないので、もう1歩前に進めたいと考え、修正案を提出しました。これも与野党協議の結果、苦情処理・紛争解決の援助と、援助に従わない企業名を公表し過料を課す仕組みが創設されますがこれを前倒しして施行すること、休業期間を明記した届出書を労使ともに持ち合うこと、などの修正と、15項目の附帯決議をつけて、委員会を通しました。
さて昨日は、後援会「智水会」の総会が行なわれ、民主党政調会長代理の福山哲郎参議院議員からお越しいただき、講演していただきました。福山さんのお話はとても分かりやすく大好評でした。また、各地域後援会の皆さんから私と民主党への要望をまとめていただき、それを10項目に要約した「西村議員への要望」を、代表の方からお受けしました。マニフェストについて、国政について、新潟的地域の課題、民主党にこうして欲しい、といった分野に分かれていて、参加者の皆さんからは「私の気持ちと同じ」と共感する声を多数いただきました。他にも合計すると100近い項目が並んでいます。しっかり読んで、実現に努めます。