行動日誌

　厚生労働委員会は委員長職権立ての委員会が開催され、水道法改正案の質疑が始まっています。大阪北部の地震では古い水道管が3か所破損し水が出ない状況が発生しました。私たちの生活に欠かすことのできない水ですので、将来も安全な水を安定的に供給できる体制が何よりです。政府提出法案がそれに資するものなのかどうか、しっかり質していきます。

　議員立法として児童虐待防止法改正案を提出しました。関係閣僚会議では東京都と香川県が情報提供しながら検証することを是としていますが、それでは全体像が明らかにならない恐れがあると思います。それぞれ独自で検証したうえで突合せを行い、祖語が生じている部分があるとすれば、それを解決する対応策を検討しなければなりません。

　働き方改革関連法案が参議院で採決され、成立してしまいました。高度プロフェッショナル制度ができることになり、戦後70年の歴史の中で労働法制は大きく後退しました。過労死ご家族の皆さんが反対するなか、過労死防止法が全会一致で成立した4年後に、新たな論点が次から次へと出てくるなかであっても、採決され成立してしまうとは。今週は東京も暑い毎日でしたが、参議院の傍聴や国会前での活動などに過労死ご遺族の方々はじめ多くの方が集まってこられ、危機感をあらわにしておられました。やりきれない思いです。

 

 

　久しぶりにオープンミーティングを開催しました。多くのご意見とご質問をいただきありがとうございます。知事選挙に関するご意見を多くいただき、また働き方改革や原発への考え方、米朝会談をどう分析するか、受動喫煙対策、認知症への対応、TPPから日本農業を守る方策など、多岐にわたるご質問をいただきました。

　児童虐待防止法改正案を明日、衆議院に提出することができそうです。児童相談所による児童虐待対策は自治体の所管ですが、法を所管するのは厚生労働省です。これまでにも法改正により親権の一時停止や警察の同行などを可能にしてきました。社会全体があらゆる虐待をなくすという意識で、自治体から熱意をもって取り組んでいただくために、児童相談所の体制強化を図ります。虐待では？と相談される件数は15年で約7.6倍になっていますが、対応する児童相談所と児童福祉司の数は2.4倍にしかなっていません。質以前の問題として、数が足りないことは言えると思います。交付税措置ではなく、財源で措置し、緊急に対応することを求めていきます。

　また今週もがんばります。

 

 

　国会は32日間延長されることになりました。通常であれば事前に野党も含めて党首会談などが行われてそこで提案されるはずですが、そうしたことも一切行われないまま与党が単独で議長に申し入れただけの延長です。底が抜けたような結論ありきの強引さ。総理は働き方改革国会だから関連法案を通すまではと延長の理由を語っていましたが、本音は違います。働き方法案は参議院での議論がかなりの時間数になってきており、いつでも採決して成立させられるのですが、それをしていません。本音はカジノ法案を成立させるための会期延長であることを国民に知られたくないので、あえて働き方法案の採決を引き延ばし、延長の理由を働き方法案に被けているのです。

　月曜日朝、大阪で震度6弱の地震が発生しました。活断層が30年以内に動いて地震が起きる確率は極めて低いとされていた地域での地震、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞いを申し上げます。立憲民主党厚労部会としても早速ヒアリングを行い、福祉・水道などで万全の対応を図っていきます。昨日、サッカーワールドカップも始まり国民の関心が分散するなか、突如として行われた加計学園理事長の記者会見は、安倍総理官邸から「このタイミングで」と言われて開かれたものでしょう。でも全く説明になっていませんでした。国会招致は「お待ちしています」とのことですので、与党からもきちんと合意してもらい招致のうえお話いただくことが必要だと思います。

　他党にも呼び掛けて、介護・障害福祉現場の処遇改善法案、産後ケアセンター設置法案、保育現場の処遇改善法案の3本を、衆議院に提出しました。

 

　この国会のみならずいつも政府提出法案数の多いのが厚生労働委員会と内閣委員会です。今年は厚労委員会では生活保護法、働き方改革関連法、健康増進法などの大玉があり、内閣委員会ではカジノ法案などの大玉があります。6月20日の会期末が近づき、他の委員会は閣法の審議がほとんど終わっています。例外的に議員提出法案の審議など行っている農水委員会がありますが、野党が提出している法案は与党が審議拒否するため大変残念ながらほとんど審議されません。

　そんななか厚労委員会では健康増進法改正案（受動喫煙対策の規制）、内閣委員会ではカジノ法案が審議され、特にカジノ法案は中身がスカスカで問題点だらけですが、強行採決されました。外国人観光客を増やすために本当にカジノが必要なのか？質疑を聞いていてもどうにも腑に落ちないことばかりです。私はとても賛成できません。

 

 

　県知事選挙、池田ちかこさんは惜敗でした。ご声援ご協力くださった皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。結果を出せず申し訳ありません。最終日は一緒に新潟市内で1日70ヵ所の街頭演説を行いました。ご本人の大奮闘に心から拍手を送りたいです。

　週が明け、私も国会に戻ってきました。カジノ法案の強行採決が明日にもと言われるなか、厚生労働委員会では健康増進法一部改正案の審議が予定されています。国会会期末も近く、仮に衆議院を通過したとしても参議院で廃案になる可能性大です。参議院先議の医療法・医師法改正案を先になるのが当然だと思うのですが、衆参両院でこれから審議を始める新しい法案をこんな無理な日程でやる理由がわかりません。国会延長するつもりでしょうか。

　報道は米朝首脳会談関係一色です。日本外交としては結果をよく分析し、今後の対応をとっていかねばなりません。

 

　目黒区で3月に児童虐待で亡くなった女児の書いたノートの痛ましい内容が先日突然公表され、多くの方々が胸を痛めていると思います。関係機関の間での連携がうまくいっていたのかと検証することはもちろん、児童相談所の人手不足、関係機関の関わりを避けた加害容疑者の背景も考察する必要があるのではと考えています。

　カジノ法案（IR法案）の内閣委員会での採決は水曜日から「あるある」と言われてきましたが、きょう金曜日は早々に内閣委員会での質疑は終わり、採決はありませんでした。331もの事項が国会審議によらず法成立後に政令で定められることになっているなど、中身が空っぽのまま法案を採決することはできないという野党の構えですが、このまま反対多数の国民世論も振り切って採決すれば今週末の新潟県知事選に悪影響を及ぼすという思惑から見送られたものと思います。来週に採決を強行してくることは明白。何とか止めたいです。

　参議院で進んでいる高度プロフェッショナル制度導入の法案審議で、なんと高プロ制度をつくってほしいという労働者ヒアリングは、3年前に3人、国会で質されて慌てて今年2月に入って9人、アリバイ的に行われていたことが明らかになりました。しかも高プロみたいな働き方を合法化してほしいと発言した人は一人もおらず。1月31日に大臣は自分がヒアリングしたような答弁をしていましたが、実際には担当課の人が聞いただけだったようです。本当のことを言う必要はないとその場限りの言い逃れ答弁を何度もする大臣には資質なしともう一度言わなければなりません。

　明日は新潟県知事選挙の最終日。新潟に帰って池田ちかこ候補をしっかり応援します。

　週末、池田ちかこさんの応援に新潟市内を駆け回りました。平日はなかなか帰ることができないため、週末にフル回転です。街宣車でも街頭演説でも大勢の皆さんからご声援をいただきます。いよいよあと1週間、上から押し付けられる考え方ではなく一人ひとりの県民生活に寄り添った身近な県政を実現し、県民の安心と県政の発展を実現するため、私もがんばります。

　森友文書の改ざんについて財務省が行った調査報告がまとまり、職員20人が処分されましたが、麻生大臣の責任はほとんど不問に付されました。予想どおり典型的なトカゲの尻尾切りと思います。国会で安倍総理が「土地売却に私や妻が関わっていたら総理も国会議員もやめる」と答弁したことから公文書の廃棄が行われ、妻が関わっていた公文書を改ざんするという、本当に信じられない悪質さです。これで幕引きは許されません。　

 

　週末は新潟に戻り、地域活動と、新潟市内に入ってきた池田ちかこ候補の街宣車に乗り、各地で街頭演説を行いました。働き方法案が5月25日委員会で強行採決され、5月31日には本会議で採決が行われて衆議院を通過したこと、そして私たちが提出した対案が与党の判断により採決もされなかったことに落胆していましたが、地元での選挙戦に新たな闘志を燃やしています。

　平日は国会へ。厚生労働委員会の理事会で30日になって労働時間等総合実態調査の精査後の結果でまたもや誤りがあったことの報告があり、委員会はとても落ち着いて議論できる環境とはいえません。会期末に近づき、日程もきつくなってきました。委員長の委員会運営は相変わらず強行です。

　5月20日、新潟大作戦0520は多くの方々にご参加いただき、成功裡に終えることができました。池田ちかこさんの言葉は心に響き、枝野代表の演説は熱を帯びて、本当にいい演説会にしていただきました。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

　さて今週は働き方改革法案の法案採決かとささやかれる中で、厚労委員会の野党筆頭理事として正念場の1週間でした。23日水曜日に高鳥委員長の解任動議を提出、翌24日木曜日の本会議で否決。25日金曜日には朝の理事会であろうことかわが党の尾辻委員が指摘したにもかかわらず誤りを否定していたデータがやっぱり誤りだったと資料提出。きょうにも採決かという日の朝になってデータの誤りがまたぞろ出てきたということです。加藤大臣の答弁は相変わらずのはぐらかし、論点ずらしなど極めて不誠実。長時間労働を助長し過労死を増やす高度プロフェッショナル制度の導入をすることに私は反対です。加藤大臣の不信任決議案も提出し、本会議では私が登壇して2時間6分の趣旨説明を行いました。議場から仲間の声援や拍手がありがたく、またツイッターでは「#西村ちなみガンバレ」などというハッシュタグをつけて応援していただいていたことを今朝になった知りました。皆様に感謝しつつ、しかし高度プロフェッショナル創設の働き方法案は委員会で強行採決されてしまったことに、本当に無念の思いです。本会議の様子は衆議院TVで見ることができるかと存じます、ほんの少しだけでもご覧いただければ幸いです。

　週末は新潟に帰り、池田候補の街頭演説の応援に立ちました。必勝のためがんばります。

 

　厚生労働委員会で法案審議を行っている真っ只中、労働時間等実態調査の精査結果が理事会に提出されました。データのうち2割の事業場について明確な誤りであり、それを削除するということです。残りの8割の事業場については本当に正確なデータなのか、削除されたデータに正確なものがあったのではないか、そもそもこれは働き方改革の前提として閣議決定のうえ行われた調査で法案の信頼性はますます揺らいでいるのではないか…疑問は次々と出てきます。

　巷の噂では23日に働き方改革関連法案の採決を行うのではとのこと。調査結果をごまかし、比較データもねつ造したうえでの採決など認められません。高度プロフェッショナル制度の削除が法案審議・採決の前提と言い続けてきましたが、さまざまな内容の政策を抱き合わせでごり押ししてくる手法には憤りを覚えます。

　16日、いわゆる女性候補擁立推進法が成立しました。各政党が女性候補の擁立に努力することが義務づけられています。立憲民主党は昨年１０月の総選挙で女性候補比率が24％で政党の中ではトップでした。世界の中で日本における女性の政治参画はかなり遅れており、対応が急がれます。女性の擁立が難しい背景を十分に理解したうえで対策をとっていくことが必要だと思います。

　17日、立憲民主党臨時常任幹事会が開催され、24日に告示となる新潟県知事選挙で池田ちかこさんを推薦することを決定しました。女性知事誕生のため、私もがんばります！