酷暑です。皆様体調はいかがでしょうか。豪雨被災地の方々はどのようにお過ごしかと胸が痛みます。
政府の公文書管理の在り方に関する考え方が出てきました。ほとんど期待していなかったとはいえ、あまりの薄い内容に落胆しています。この間の森友・加計・イラク日報などの反省点を全く生かしておらず、弥縫策にすらなっていない、というのが率直な感想です。公文書管理の責任所在を、政府から独立した機関に移し、権限を強化しなければ、本当に必要な文書を作成・管理・保存・移管することはできません。立憲民主党は私も顧問をつとめるワーキングチームで対案を検討中です。
自民党の杉田水脈議員が、LGBTは子どもをもたず生産性がないから税金を使って支援する必要はない、という文章を雑誌に寄稿しました。これを目にしたとき驚きのあまり自分の目を疑いました。またその発言に対して自民党の二階幹事長が咎める必要なしとしていることにも二重の驚き。超党派議連にコメントを出そうと持ち掛けたのですが取り合ってもらえず、立憲民主党のSOGI（性的指向と性自認）に関するPT座長としてコメントを発出しました。コメント全文はこちらをご覧ください。
第196国会が終わりました。強行採決の連続で、最後はカジノ法案や参議院定数増法案も通ってしまうという安倍政権のやりたい放題。他国の制度を参考に、野党からの提案で修正を可能にするなど真の国会改革をしなければ、何のための議論なのか全く意味が分からなくなってしまいます。
少し数字で振り返ってみたいと思います。立憲民主党は議員立法を47本提出。政府提出法案の80％に賛成し、反対したものにも対案や修正案を提出するなどしてきました。私が野党筆頭理事をつとめた厚生労働委員会は全委員会の中でダントツ最多の37回委員会開催、質疑時間も予算委員会をはるかに凌ぐ154時間30分でした。
22日、私と新潟で政治活動をともにしてきた小柳聡市議が、今年10月に行われる新潟市長選挙に立候補する意志を固め、記者会見を行いました。政治団体「未来に躍動する新潟を創る会」を発足し、私もその共同代表の一人として、選挙対策本部長をつとめることになりました。地元新潟の命運を決する重要な市長選挙です。小柳さんの決意に皆さんのご声援をいただけますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
後援会「智水会」総会を開催しました。いつもこんな暑い時期だったかね？と参加者の方から聞かれました、おっしゃるとおりです。例年、もう少し早い時期に開催していましたが、今年は例年より遅い時期の開会となり、しかもかなり暑い日になりました。にもかかわらず、大勢の皆様からご参加いただき、誠にありがとうございます。ゲストには立憲民主党の長妻昭政調会長からお越しいただき、2人でトークセッションを行いました。参加者の方々からは、面白いお話だった、もっと長い時間とってほしかった、自分も質問したかった、などと好評をいただきました。
西日本豪雨水害はいまだに被害拡大しています。断水、孤立集落、まだまだ情報が足りません。避難所やボランティアの方々が熱中症にかかることも少なくないようです。一刻の間も惜しんで対応にあたるのが政治の役目だと思いますが、カジノ法案の強行審議や参議院定数6増法案の強行採決（きょう昼の時点で委員会まで）など、国民のおかれている状況とかけ離れている政府与党の国会対応は、やっぱりおかしいと言わなければなりません。
野党から提出している児童虐待防止法改正案はずっと与党から審議拒否されています。先週までは閣法があるからと審議拒否され、閣法が終わった現在、では明日水曜日の定例日にと審議を求めると、今度は時間がないと拒否。明日は丸々空いていて委員長も個人的にはやりたいと呟いていましたが。
凄まじく、広範な被害。西日本豪雨水害でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞いを申し上げます。まだ行方不明の方々が1日も早く救出されるよう祈ります。14年前のきょう、新潟県央地域では堤防決壊による豪雨水害が発生し15名の方々が亡くなりました。その際にボランティアとして泥出しに参加した経験からも、酷暑のなか、被災された方々の支援が本当に重要だと思います。
政府与党は、西日本豪雨水害の被害実態調査と復旧対応の先頭に立つべき国土交通大臣をカジノ法案担当大臣として昨日も6時間の法案審議にあたらせました。参議院の定数を6増やす自民党提出法案も会期末になって強引に参議院を通し、衆議院に送ってきています。本当にどうかしています。
私は厚生労働委員会で質問に立ち、災害対応についても質問しました。ここ数週間ほど、衆議院では、厚生労働委員会だけが開催されています。政府提出法案の審議と採決はきょう終わりました。児童虐待防止法改正案など議員立法で野党から提出している法案の審議を求めていますが、与党はずっとこれを拒否しています。
大雨の影響が出ています。週末にかけてさらに被害が出るのではと心配です。どうぞ皆さまにはご注意のうえ情報をとり適切に対応されるよう、お願いいたします。
今週は衆議院では他の委員会は全く開催されておらず、厚生労働委員会だけが単独開催されています。法案ではコンセッション方式という、現在は自治体が事業として行っている水道の運営権をPFIで外国企業に渡すことができる水道法改正案が審議されました。世界では水道事業を外国資本に渡し、その後、水道料金の高騰や水質悪化などを招くなどのことがあって再公営化するのが流れになっています。そのなかで日本が周回遅れのコンセッション方式導入とは、とても賛成できません。削除する修正案を提出しましたが否決されました。
文科省の現役局長の受託収賄容疑、参議院定数を増やす与党からの選挙制度提案、膿を出し切ると豪語したわりには予算委員会から逃げている総理。厚労委員会では児童虐待防止法改正案など野党から提出している法案の審議を求めていますが一向に議論してもらえません。せっかく国会延長されたのに与党の審議拒否という大変ちぐはぐな状況に悩まされています。
