昨日16日は母校の学生たちが企画したイベントに呼ばれ、夕方6時から1時間のお話と30分の質疑応答を行わせていただきました。「教えて!ちなみさん~政治は遠くて近い!?西村ちなみさん×新大生~」というタイトルで、政治と自らの関わりを考える企画とのことです。政治を志すきっかけは何か、議員とはどういうことをしているのか、生活・暮らしとの関わりは、などを話させていただき、参加した学生の皆さんから熱心に耳を傾けていただきました。とにかく20代前半の投票率がどの選挙でも低く、投票率が低いことによって政治には「若い世代のための政策を実現しようという」というインセンティブが出てこないので、どういう投票行動であれぜひとも投票には行ってほしいこと、見えないものに対する想像力をもって投票に行けない人たち(子どもなど)のことも考えて投票してほしいこと、を訴えました。聞き取っていただけたと思います。
質疑応答の時間では、政治家としてやりがいは何か、ポストを得るにはどういう条件が必要なのか、良い政治家の見分け方、私の元ボスである岡田克也さんと小宮山洋子さんはどういう方か(お二人とも私が尊敬している政治家)、官僚はどの程度政治力をもっているのか等、とても積極的に興味深い質問を多数いただきました。その後の懇親会でも延々とさまざまな話は続き、「かつて高度経済成長の時代は右肩上がりで増え続けるパイをどう分配するかが政治家の仕事だったが、これからは苦しいことであってもどういう負担をお願いしなければならないかということを説明し説得できることが、求められる政治家像だと思う」とお話しました。富の再分配から負の再分配へ。これを訴えることは政治家のサイクルを速めるかもしれませんが。
学生さんたちから率直に思いをぶつけていただき、私も洗いざらいお話させていただいて、とても有意義な会合でした。若者に対する期待を、もう一度再確認できる場でもありました。若い皆さんたちには、焦らず慌てず諦めず、何にでも挑戦していってほしいと思います。
行動日誌
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イベント「政治は遠くて近い!?西村ちなみ×新大生」に参加
朝街宣、市民の皆様の関心は
メンテナンスに出していた事務所と自宅のパソコンが新しい品となって届き、ようやく仕事の環境が整いました。購入をお願いしたパソコンサポートの事業所では、不要となったPCはハードディスクを壊した上で知的障がい者の福祉作業所に運び込んでいるとのこと。私も「新潟県基板ネットワーク」という、都市鉱山の発掘と知的障がい者の皆さんの工賃上昇に取り組む県内福祉作業所のネットワークに、自分で使っていた古い携帯電話やPCを車に載せて運んでおり、知人友人にも紹介して取り組んでいただいています。海外に稀少金属を流出させることなく、環境に悪影響を与えない方法で丁寧に分解して、再利用してもらうシステムです。今回も処理は安心してお任せしました。
今週月曜朝定例の街頭演説、身を切る姿勢もない消費税増税先食いは許されないこと、TPPでは自民党の主張が衆・参選挙と最近では変節していること等を、マイクを通して訴えさせていただきました。政治は生活に直結するものです。暮らしの中でのさまざまな痛みや疑問に鈍感になることなく、どんな暮らしを送りたいのかを足元を見つめて考えなおしていきたいものです。
総支部の党員・サポーター集会を開催しました
今日は民主党新潟県第1区総支部の幹事会と党員・サポーター集会を開催しました。総選挙公認内定申請の手続きやスケジュールについて説明させていただき、捲土重来を誓ったうえで、申請の手続きを進めさせていただくことを改めて確認していただきました。
ところで私、お恥ずかしい話ですが、一昨日から松葉杖生活をしています。久しぶりに駅伝大会で走ることとなり、10年間動かしてこなかった体を2週間で改造しようと練習を行ったのですが、これが急に自己流でやってしまったため左膝を痛めてしまい、一昨日の本番では3キロをやっと走り切ったという状況。情けない話です。現職のときでなくて本当によかったと思います。また初めて松葉杖を使ってみて、公共の施設においてすらユニバーサルデザインどころかバリアフリーもまだまだ覚束ない状況だということに改めて気付かされました。
反・貧困 全国キャラバンの街頭アンケートで
「反・貧困 全国キャラバン」がきょうから4日間の日程で新潟県に入ってきました。夕方、新潟駅前で街頭活動を行うとのことで、私も参加しました。
ボードをもって行うアンケートでは、「今いちばん欲しいものは何ですか?」というもの。仕事・キャリア、自分や家族の健康、自由に時間が使える休暇、親しい人などとの絆、のうち、きょうの新潟駅前で一番多かったのは、自分や家族の健康をいちばん望む方々だったでしょうか。一方で、私の顔を見つけて「今、私、仕事がないんです。景気を良くしてください」と訴えてこられる方もいらっしゃいました。自分で働き、生計を立てて、親しい人たちと仲良く暮らしたい。多くの人たちが望んでいる当たり前のことが、なかなかできないという現実もあります。
貧困と聞くと、まさか戦後じゃあるまいし今の日本でそんなことがあるのか?と思われるかもしれませんが、日々のニュースなどを見ていると、本当に日本社会の思わぬところで貧困問題が存在するのを知らされることになります。おにぎりが食べたいと書き残して餓死した姉妹、老老介護の末に悲しい結末を迎えてしまった夫婦、子どもの教育費のためにパートをいくつもかけもちして体調を崩すひとり親・・・実際に、さまざまな場面でお話を伺ったこともありますし、地域を回っていても似たような場面に出くわしたり相談をお受けすることもあります。一つでも二つでも、なんとか誠実にお応えしたいと心がけています。と同時に、個人の問題ではなく社会全体の問題として、解決に向け引き続き活動していきます。
地域おこし・まちづくりの成功のカギは人の素晴らしさ
週末は講演会などに出向き、いろいろ学ぶことができました。
私も会員として所属している新潟県NPO協会では10周年を記念して地域おこし・まちづくりに秀でる団体が表彰される「がっと賞、ぎっと賞、ぐっと賞」を創設しました。今回が初表彰で、受章された3団体の3名が活動内容について報告をされました。
この3団体のお三方のお話がすべて秀逸。中山間地、離島、県境と、地域おこしの活動内容もすべて違いますが、何より関わっている方々の取り組みが素晴らしい。新潟の宝は人だということを改めて感じました。資金集めには行政の補助金等にほとんど頼らず、工夫して低予算で実施したり、寄附を呼び込んだりと、したたかさも感じました。
日曜日には新潟JCの公開講座で、木下さんのお話を伺いました。儲けてなんぼ、無理してやる活動は長続きしない、他の地で成功した事例を擬えても成功しない、など、ふだん私が地域おこしやまちづくりに関して考えていること(つまりは新しい公共)に、言葉を与えていただいた気がします。木下さんは講演の中でアインシュタインの言葉も紹介してくださいました。「同じことを繰り返し行い、異なる結果を期待すること、それを狂喜という」。政策についても同じことが言えます。昔の成功体験にしがみついているだけでは前進がありません。
2020年のオリンピックは東京で開催されることが決定しました。私も外務大臣政務官だったときに招致運動の末席に座ったことがありますが、今回は機が熟した、ということなのでしょう。スポーツを志す子どもたちの夢がつながったという点ではプラス面が大きいですが、決して楽観できない要素もあることに目を瞑ってはなりません。さまざまな意見がある中で、それらについても耳を傾け、日本にとっても、東京にとっても、世界にとっても、プラスとなるオリンピックとなるよう、切に願っています。
「視力6.0の世界」で人類の行く末を考える
朱鷺メッセで天野尚さん写真展「視力6.0の世界」が始まりました。先日天野さんからオープニングセレモニーに来るようお誘いを受け、参加しました。天野さんは佐渡など新潟県内でも撮影を行いながら、稀少動植物がなくなることに警鐘を鳴らし、環境問題について自らの言葉で発言もされておられる方です。天野さんの写真を拝見する度に、人類が、物質的な豊かさのために選択すべき線路のポイントを間違ってきてしまったのではないか、しかし後戻りはできないのではないか、という切ない感覚にとらわれます。環境問題はすべての政策に通じる大切なテーマです。今できることを、できることから、行動していかなければなりません。福島第一原子力発電所の汚染水問題に最大限の対応をすることは当然です。
夕方は情報労連新潟県協議会の団結交流会にお招きいただき、さまざま意見交換をさせていただきました。
ソウル市内の大学校で講演、学生と対話・交流
ソウル市内にある西江大学校のリュウ・ソクジン先生のゼミで、2時間近くにわたり講義と対話を行う機会に恵まれ、私が外務大臣政務官として取り組んできたことを中心にお話をさせていただきました。日韓の未来志向の民間関係構築に役立てたなら幸甚です。ハングルで書かれた新潟と佐渡の観光パンフレットを新潟市から譲っていただき、参考資料にと持参したら、先生や学生の皆さんの大きな関心が集まりました。講義では、日本の安全保障政策や外交政策、私の取り組みについて、具体的で積極的な質問もいただき、あっという間に時間が過ぎました。その後、夕方は、外交官を志す学部生の皆さん(多くが女子学生)との夕食をとりながらの懇談会。西江大学校の他学部の先生方も参加してくださいました。かつて韓国といえば学生運動が華やかでしたが、現在はそうでもないようです。いまどきの学生事情を知る良い機会にもなりました。
基本的な価値観(民主主義、自由主義経済)を共有し、時間を守るなどのマナーも日韓は共通ですが、もちろん違いもあります。しかしその違いが存在することを認め、自分だったらどうするかと考えることが、相互理解の第一歩。今回の訪問はその意味においてもとても有意義でした。お世話になった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
久々にソウル市内を散策、街の変化に驚き
2泊3日のソウルへ出発です。新潟空港では知人・友人5名に遭遇。みな同じ飛行機でソウルに飛びましたが、私以外はみんなソウル仁川空港で乗り換えてヨーロッパや中国などへ行く方々でした。
ソウルにはしばしば来る機会があったものの、ゆっくりできるのは久しぶりです。初めての清渓川(チョンゲチョン)も見ました。李明博前大統領がソウル市長だった頃に高速道路が走っていたところに川を復活させたという目玉事業ですが、植生もさまざまで楽しめる散歩道となっており、環境や自然を大切にする韓国の人たちの姿勢が現われていると感じました。若い人も会社員も多く散策しており、憩いの場となっているようです。
夜は繁華街の真ん中で行われていたデモに遭遇。言葉のできる友人のヒアリングと説明によると、FTAなどで韓国農業は打撃を受けている、パク・クネ政権は韓国の農業と自然を守れ、と訴えているとのこと。繁華街のど真ん中で、しかも酔客も多いと思われる時間帯に行われているデモは、日本ではあまり見られない光景です。
日韓の民間・若者は個と個の交流を
月曜日朝の街頭。風は涼しくなりましたが、銀杏並木は相変らず威勢よく生い茂っており、夏と秋がせめぎあっているようです。
夕方は新潟県日韓親善協会の定期総会に出席しました。記念講演では新潟産業大学准教授の蓮池薫先生のお話を伺いました。数年前に北東アジア学会の際に少しだけお会いして以来ですが、覚えていただいていて光栄でした。お話を伺って、やはり拉致問題を1日も早く解決しなければならないという思いをさらに強くしました。そしてさまざまな困難を抱える現在の日韓政府間関係。民間・文化・若者の交流においては、個と個の交流を一つでも二つでも広げていくことが大事だというお話、本当にそのとおりと感じました。
私は、明日から3年ぶりのソウルです。友人の紹介により、大学で学生たちと対話してきます。
連結バスに試乗体験、公共交通のあり方を考える
シリアに対する米国の軍事行動が行われる可能性が高くなっています。もし日本が集団的自衛権を行使できる国だったらどうなっていただろうか、と考えます。英国は議会が否決したため米国の軍事行動には加わらないようですが、米国もフランスも強硬姿勢は変わらないようです。イラク戦争の二の舞だけは絶対に避けてほしいです。
8月29日、民主党新潟県連の常任幹事会と連合新潟との定期協議が開催されました。参院選の総括が議論され了承、また暫定総支部長が9月以降どうなるのかスケジュールについて報告がありました。
きょうは、新潟市が実施した連結バスの試乗会に参加。市役所から新潟駅前を往復するコースですが、乗り心地そのものはバスと変わらないと感じました。公共交通を軸とした地域づくりを進めていかなければならないことは明白ですが、どういうソフトで運用するのかが大事だと思います。民主党の市議団が視察に行ったり勉強会を重ねていらっしゃるので、一緒に議論していきたいと思います。