***************************** 西村ちなみメールマガジン第161号(2008年1月21日発行) 「本格論戦が始まりました」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 今日から代表質問が始まりました。民主党からは鳩山幹事長と古川税制調査会副会長が質問に立ち、福田総理の見解を質しました。おそらく報道では質問も答弁も部分だけしか伝えられないことと思いますが、本会議場で最初から最後まで聞いていた印象としては、「押し出しで民主党」だったのではないでしょうか。鳩山さんの質問は迫力があり、古川さんの質問は論理的で、出だし好調です。 今回の通常国会で、私は予算委員会の一員として議論に加わることになりました。早速補正予算の審議が週末か来週から始まります。テレビ入りの時間に質問することはないと思いますが、どうぞ応援よろしくお願いします。 今日は短いのですがこれで失礼します。
メールマガジン
第160号「北欧に学ぼう」(2008年1月15日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第160号(2008年1月15日発行) 「北欧に学ぼう」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 今日ようやく、2度にわたって延長されてきた臨時国会が閉会しました。インド洋上での給油法が成立しただけで、これといった成果のないまま福田内閣は臨時国会を終えたことになります。18日から通常国会が開会されることになりますが、いったい福田内閣はどういう政策方針で通常国会に臨もうとしているのでしょうか。開会間近になっても青写真も見えてこないところに、恐ろしいまでの政治空白を感じています。 今週、ある経済誌の「北欧はここまでやる。格差なき成長は可能だ」という表紙に目が留まりました。北欧とは、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークの国々を指しますが、私もかねてよりこれらの国々の社会保障制度や教育制度に注目をしてきたところであり、早速手にとって読んでみました。来日時にヒアリングさせていただいたノルウェーの子ども平等省アルニ・ホーレ局長の元気なインタビューも含めて、読み応えのある記事だったと思います。 高齢者の自立促進、低い失業率、年金制度改革、育児支援施策、子どもの増加、学費無料の大学、高い学力、政治家の4割が女性。少子化に悩み、将来に不安を抱える人が多い日本から考えると羨ましいほどの政策の数々が、北欧の国々では実現されています。負担もするがその分十分な説明と質の高いサービスが受けられるため、国民は多くが納得して税金を払っています。わが国の与党政治家の中には、「北欧の国々と日本とでは人口の規模が異なるので、導入してもうまくいかない」という方もおられるのですが、問題は人口規模ではないと私は思います。もちろん労働政策の歴史や経済事情が異なるため、北欧モデルをそのまま持ち込んでも成功するとは限りませんが、日本が参考にすべきヒントはかなり多くあると考えています。 わが国の官庁も、北欧モデルはずいぶんと研究をしているようです。昨年末、少子化対策に最大2兆4400億円の支出増が必要だとする報告書をまとめ、この中で特に育児支援などについてはヨーロッパとの比較を行いつつサービス拡充という方向が示されました。ワーク・ライフ・バランス憲章なるものも作成され、少子化を克服するためにも働き方の改革が必要というコンセンサ スに、政府も少しずつまとまりつつあることが感じられます。 このように政府が研究をしっかり行い、施策メニューが十二分に示されているにもかかわらず、肝心の政治決断がなされていません。あまりにも危機感が薄いと言ったらよいのでしょうか。政府が動かないため、いくつかの分野では私たち民主党から法案を作成して提出してきました。通常国会でもこの地道な作業を続けていくつもりです。明日は民主党の党大会。政治を変えるという決意を、仲間とともに再度確認したいと思います。
第159号「政治決戦の年」(2008年1月7日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第159号(2008年1月7日発行) 「政治決戦の年」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** 新年あけましておめでとうございます。衆議院議員の西村ちなみです。本年も「西村ちなみメールマガジン」を何とぞよろしくお願い申し上げます。 今年の正月を、私は大きな覚悟とともに迎えました。昨年夏の参議院選挙後、国会情勢は大きく変わりつつあります。福田政権の支持率低下、金融経済の不安定化、米国大統領選挙、すべて含んで考えてみると、いよいよ日本にも本格的な政権交代の時を迎えているのではないかと考えられます。今年は政治決戦の年。官僚が掌握しているこの国の政治・内閣を、生活者のためのものへと引き戻す年です。そのために私は全力を尽くします。 年明け2日には、総支部の県議・市議の皆さんと街頭演説に出ました。車や歩道から手を振ってくださる方や声をかけてくださる方が想像以上に多く、民主党への期待の大きさを痛感したところです。そうした方々のご期待に応えるためにも、今まで以上に正々堂々、フェアプレーの精神でがんばらなくてはと考えています。 今週はテロ新法の取り扱いをめぐって国会での緊張感もさらに高まりそうです。会期内に民主党が提出した年金保険料流用禁止、農業戸別所得保障、子ども手当など各法案の取り扱いも焦点になります。お屠蘇気分を抜け、新たなたたかいのシーズンがやってまいりました。今年も精一杯がんばります。
第158号「越年国会」(2007年12月25日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第158号(2007年12月25日発行) 「越年国会」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 3連休いかがお過ごしでしたでしょうか。皆様それぞれの過ごし方をされたのではないかと存じます。私は年末のご挨拶で新潟市内をぽつぽつ歩きました。「○○がほしい」とサンタさん宛てに書かれた手紙が玄関に貼ってあるお宅があったり、年賀状書きに精を出す方がいらしたり、早めの大掃除にとりかかるお宅があったり、年末の風景がそこかしこに見られました。 この3連休中、政治は相変わらず動いていました。薬害肝炎問題の政治決着です。フィブリノゲンによる薬害肝炎の原告団の皆さんは、大阪高裁の勧告した和解案を超えた政治決着を望んでおられたのですが、福田総理は原告団の皆さんに会おうとせず、和解案を超えた解決策を出すことができませんでした。一昨日、議員立法で一律救済をはかることで政府と与党が合意した模様であり、これが政治決着とされています。しかし総理の奥歯に物が挟まったような言い方では、本当に国の責任を感じているのかどうか、真意がどこにあるのかよく分かりません。今後、この問題については、民主党がいち早く被害者救済のための法案を提出してきた経緯もありますので、与党の立法作業に協力しつつ、国の責任を明確にできるよう取り組んでいきたいと考えます。 細川政権以来の越年国会です。年末年始は国会も自然休会となりますが、年明けからはテロ新法の再議決日程がいよいよ見えてきます。閉会後間もなく通常国会の開会です。来年こそは、政治が変わる年。気持ちを新たにがんばってまいります。 今号が本年最後のメールマガジンです。1年間お読みいただきありがとうございました。来年に向けて、こういうことが知りたい、こういう疑問に対してはどう考えるのか、などのご要望ご意見がありましたらぜひお聞かせください。執筆の参考にさせていただきます。 皆様どうぞよいお年をお迎えください。