***************************** 西村ちなみメールマガジン第147号(2007年10月09日発行) 「ようやく動き出した国会、問題は山積です・・・」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 今日から始まった予算委員会。連休明けですので少しペースをつかむのが難しいのですが、先輩議員の差し替えで、朝から夕方まで第1委員室に座っていました。明日も明後日も缶詰になります。民主党は、今夕の長妻議員に続いて、明日は菅、馬渕、前原、岡田議員が質問に立ちます。どうぞご覧いただきたいと思います。 先週は子ども手当法案の立案作業で忙しい1週間でした。私は民主党の子ども男女共同参画担当副大臣として、この作業チームの事務局を務めています。小沢代表からの強い要請で今月内に提出することになり、同僚と急ピッチで作業をすすめています。法案の内容などについてはまた後日メルマガでお知らせします。 そろそろ出かける時間になってしまいました。本当に慌しくて机に向かう時間がとれません。申し訳ありませんが今日はこれにて失礼いたします。 また来週お会いしましょう。
メールマガジン
第146号「<ミャンマー>でのデモを解決せよ」(2007年10月01日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第146号(2007年10月01日発行) 『「ミャンマー」でのデモを解決せよ』 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 早いものでもう10月に入りました。今年の夏は暑くて余計に長く感じましたが、このところ急に涼しくなっています。急な天気の変化に体調管理が追いつきません。少し鼻水が出ます。 国会は開会してすぐ空転し、3週間の開店休業状態が続きましたが、ようやく本日から正常化しました。今日は福田総理の所信表明演説です。小泉・安倍政権と2世代続いて劇場型の政治が続いてきた本会議では、久しぶりに、静かな空気が流れました。福田カラーもわずかに感じましたが、メリハリがなく、与党席が拍手したり合いの手を入れたりするタイミングをつかめなかったようです。約20分間の所信表明は、淡々と終わりました。 私には、福田総理が、わずかに、小泉・安倍政権の政策路線から変更し始めているように感じました。格差の存在を始めて総理が言及したからです。「野党の皆様と重要な政策課題について誠意をもって話し合いながら国政を進めてまいりたい」という言葉に表れる低姿勢に、誰かが「クリンチ作戦(ボクシングでの抱きつき)」と名づけました。話し合いは重要ですが、議論することが前提です。何でも話し合いで決めるわけにはいきません。 話は変わりますが、8月中旬に民主党NGO議員連盟の岡田克也会長、小宮山洋子衆議、原口一博衆議、事務局長の私の4名で視察に行ってきたばかりのミャンマーで、先週大規模なデモが発生しました。ニュースでヤンゴン市内の風景が映し出されるにつけ、胸が締め付けられるような思いです。ちょうどニューヨークで開催されていた国連総会、ここには日本の総理が出席していませんが、その場でもミャンマー問題が取り上げられました。日本にとっても馴染み深い国であるだけに、1日も早い解決を望みます。 ヤンゴン市内での大規模なデモは、長く続く軍事政権での生活統制、特にこの2年間でガソリンが9倍にも高騰していたところ私たちが視察に訪れた直後の8月15日にさらに2倍近くに価格が引き上げられ、通勤のバス代も跳ね上がったことなどに対する不満が背景にあると思います。首都をネピドーに移転したことに伴う財政負担は、天然ガスで潤い始めたミャンマーにとっても大きいことでしょう。新しい憲法制定を目指していた国民会議も納得できる結果を得ないまま先日閉会してしまいました。 ジャーナリスト長井さんが亡くなられたことは痛恨の極みです。ご冥福を心からお祈りします。日本は、JICAも含めて人道的な支援に限ってODAを細々と実施してきました。8月の視察では、ミャンマーの田舎の病院を訪れ、日本のODAによってNGOを通じて支援され、頻繁に起こる停電時には薬の保管がされているというソーラー発電の冷蔵庫を見てきました。低体重だった子どもが、日本の支援で栄養指導を受け標準体重に近づいた村、マイクロクレジットによる収益で教育や医療を受けられるようになった女性たち、それらもすべて日本の支援によるものです。こうした支援を実施してきたアジアの友人であるからこそ、軍事政権には誠意ある対応をとってほしいのです。交渉にあたる担当者にはもちろん、政府には強いリーダーシップを発揮してほしいと強く願います。そしてミャンマーで出会ったすべての人たちが、もっと笑顔で暮らせる国になってほしいと思います。
第145号「今日ようやく首班指名、一刻も早い国会正常化を望む」(2007年9月25日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第145号(2007年9月25日発行) 「今日ようやく首班指名、一刻も早い国会正常化を望む」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 ねじれ国会とはこういうことか、と実感した1日でした。自民党の総裁選挙が終わるのを待ってようやく開かれた衆議院本会議。首班指名選挙では、衆議院で福田康夫自民党総裁、参議院では小沢一郎民主党代表が選出されました。両院の議決が一致しなかったため、憲法67条の規定により両院協議会が設置され、そこでも意見の一致を見なかったことから、衆議院の議決が国会の議決となりました。そこで初めて福田総理の指名が衆議院議長から奏上されることになったのです。この手続きのために今日は午後から短い本会議が3回開会されました。 自民党の党4役の顔ぶれが出揃いました。時計の針が引き戻されたかのような顔が戻ってきたと感じているのは私だけではないでしょう。重厚で安定感のある人事という評価もありますが、重しがなければ党が成り立たないところまで自民党が追い詰められているという証左でもあります。もはや自民党には政権を維持するという党内論理が存在するのみであり、生活者のための政治を行う力が完全になくなっていると理解します。 福田内閣は、政策的には、小泉・安倍政権のいわゆる改革路線を継承するのではと考えますが、具体的にどのような方針をもっているのかは今後の組閣および所信表明を待たなければなりません。この所信表明は、今週中に行うことができず、来週以降になる公算が高いとのこと。さらなる国会空転を招かないよう、早急に論戦の場に出てほしいと思います。 私は今週も東京で党内の勉強会主催や部門会議への出席などに奔走します。委員会の開催はまだ先ですが、しっかり準備して望んでまいります。
第144号「突然の総理辞任表明」(2007年9月18日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第144号(2007年9月18日発行) 「突然の総理辞任表明」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 先週、メルマガで安倍総理の所信表明演説について書いたばかりでした。12日の代表質問の直前に、突然の辞意表明。永田町にいる誰もが驚きました。皆さんも驚かれたことと思います。 今回の辞任表明には首をひねるばかりです。参議院選挙の結果が出た直後に辞めるなら理解できますが、選挙後も続投の意向を示し、新しく「人心一新」内閣まで組み、国会で所信表明演説までしておきながら辞める、というのは、どうにも理解できません。安倍総理は民主党小沢代表に会談を断られたので、それが辞任を決めた理由と言います。しかし国会での議論がこれから始まろうという時にそれだけの理由で辞めるというのは逃げです。議論の前に与野党の党首が協議してテロ特措法を通す・通さないということを決めてしまうのは密室でしかありません。 自民党の中では、新しい総裁を誰にするのか、上へ下への大騒ぎのようです。政治空白を作り、国会日程を空転させている安倍総理自身の責任問題は重く問われなければなりませんが、それにも増してそうした安倍総理を総裁として担ぎ上げ、政権維持のためとかばい続け、辞意は総理の健康問題と総理だけに押し付けようとする自民党の責任はもっと問われなければならないと考えます。自民党は、内部から崩壊してきているとしか考えられません。 こうした政治を変えるために、やはり政権交代をし、一度民主党に任せていただきたいと強く考えます。この臨時国会では、私たちが参議院選挙で訴えてきたことを着実に前進させるよう、じっくり取り組んでまいります。私も民主党「次の内閣」子ども・男女共同参画担当副大臣として、政策調査や法案作成に取り組みます。皆さんのご意見をお聞かせください。
第143号「安部内閣では『美しい国』は創れない」(2007年9月10日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第143号(2007年9月10日発行) 「安部内閣では『美しい国』は創れない」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 先週、日本を通過していった台風9号は、新潟県では心配されたほどではなかったものの、やはり各地で土砂崩れや家屋損壊などの被害が出ました。とりわけ中山間地での被害は大変なもので、基礎自治体の中で最も高齢化率が高いとされる群馬県の南牧村が道路の土砂崩れにより孤立しました。現在も復旧作業が続いているとのことです。 限界集落という言葉をご存知でしょうか。現在は長野大学の研究者が提唱した概念ということですが、過疎が極端に進み、共同体として存在することが困難な集落のことを指すとされています。人口の半数以上が65歳以上の高齢者であること、冠婚葬祭や農業に関する作業などで社会的共同生活の維持が困難、などが定義だとか。日本全体では2000以上の集落、新潟県でも333の集落がそれに該当すると言われています(平成18年4月1日現在の調査による)。 先月、総務省が住民基本台帳に基づく人口動態をまとめました。その結果分かったことは、全国の人口は1億2705万3471人と前年より1554人減、2年連続で減少していること。そして、東京、名古屋、関西の三大都市圏とされるところの人口が、初めて全国人口の半数を上回ったということでした。新潟県ではこのところ人口が毎年約1万人ずつ減少しています。これらの数字をつき合わせて考えてみても、日本は確かに人口減少社会ではあるが、むしろ人口が都市部に集中してきていることのほうが顕著だということが分かります。 今日、秋の臨時国会が開会しました。安倍総理は所信表明演説の中で「格差や将来への不安を訴える地方の皆様の切実な声に真摯に応え、改革の果実をさらに地方の実感へとつなげるため、あらゆる努力を尽くす」と述べました。また「五十年後、百年後のあるべき日本の姿を見据え」職責を果たすとも述べました。繰り返された言葉は「美しい国創り」です。しかしそこには、日本の国内が今、根っこから崩壊していこうとしていることに対する危機感は微塵も感じられません。国民の台所を見ようとせず、税金や保険料の無駄遣いを放置したまま精神論で「美しい国」という幻を作り出せると信じている安倍総理の大いなる勘違いを感じます。 日本の国土は、山と里と水とが一体となって存在しているものです。山や里が荒れていれば水害も起きやすくなり、都市部の環境にも大きく影響を及ぼすことになります。美しい国を目指すのであれば、美しい集落を守るために何をするのかを、総理は示すべきでしょう。 私はこの国会、内閣委員会と災害対策特別委員会に所属することになりました。しっかり議論していきたいと思います。
第142号「海外視察を終えて」(2007年8月27日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第142号(2007年8月27日発行) 「海外視察を終えて」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 先週月曜日まで、民主党NGO海外活動推進議員連盟の視察でミャンマーとカンボジアを訪問してきました。議連の代表をつとめる岡田克也議員、メンバーの原口一博議員、小宮山洋子議員、そして事務局長の私というメンバーです。私にとっては両国とも12年ぶりの訪問でした。ミャンマーではさほど感じませんでしたが、カンボジアでは街の様子が大きく変わっており、その変貌ぶりは目を見張るものがありました。 現地で展開されている日本のNGO活動を視察し、今後の日本の国際協力や活動促進のための政策立案に生かすことが、今回の訪問の目的です。ミャンマーとカンボジアのいずれにおいても、大使館員とNGO関係者が良好な関係を築き協力して「草の根支援」や「NGO支援無償支援」を実施していることが分かりました。とはいえ、数年前にムネオ疑惑で表出したような癒着が発生してはなりません。情報公開などを進めながら、NGOの皆さんが目的遂行のために活動に専心できるよう、仕組みづくりが必要だと考えます。 ミャンマーもカンボジアも国情がそれぞれ異なります。軍事政権のイメージと、内戦のイメージが、それぞれ強い両国ですが、国民は非常に友好的かつ親日的で、旅行中に嫌な思いをすることは一度もありませんでした。そういった国で、高い乳幼児死亡率、子どもの人身売買、スラム問題などが発生しているのは、本当に胸が痛みます。 NGOの現場などでがんばっている日本人の多くは、女性でした。土地の言葉を操り、明るく前向きに、現地の人たちと交流しつつ仕事に取り組む姿に、心から敬意をもちます。しかし彼ら彼女らのペイはさほど良くありません。今や重要な働きをしているNGOワーカーが、活動の種類や分野を超えて大同団結し、市民社会の形成に力を尽くしてくれることも期待しています。
第141号「短い夏休み」(2007年8月13日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第141号(2007年8月13日発行) 「短い夏休み」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 お盆休みに入っておられる方も多いと思います。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は明日、議連の視察でミャンマーとカンボジアへ出発します。日本のNGOがODAの無償支援を使って実施している活動など現地での活動を実際に見聞してくることが目的で、過密ともいえる充実したスケジュールとなりました。両国を訪問するのは12年ぶりですので、国情の変化などを見るのを今から心待ちにしているのですが、1週間を海外で過ごすのはなかなか大変です。その準備でばたばた過ごしており、お盆のお墓参りも慌ただしく済ませなければなりませんでした。 先週は参議院選挙後の臨時国会が開会されました。参議院で第1党となった民主党から江田五月さんが議長に選出されたのは喜ばしい限りです。公平な議会運営が期待されますし、江田さんならば必ずその重責を果たしてくださるものと確信します。秋の臨時国会に向けて民主党の体制も整いつつあり、新たな参議院の役職も決まりました。いよいよ充実した国会運営が行なわれるものと期待しています。 短い夏休みですが、しっかりと次の国会に向けた準備を行い、「参議院選挙で民主党を勝たせて良かった、次の総選挙も民主党を勝たせよう」と思っていただけるような国会運営にしたいと考えています。それでは皆様よいお盆休みをお過ごしください。また来週お目にかかります。
第140号「一票の重みは海外からも」(2007年8月6日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第140号(2007年8月6日発行) 「一票の重みは海外からも」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 暑中お見舞い申し上げます。今日は広島に原爆投下された日。炎天下で追悼式が開催されていることでしょう。式に参加しておられる被爆者の方々、ご遺族の方々が高齢化しておられるのが気になります。暑さで参加者の体力が心配です。 さていささか古い話題となりましたが、私は先月、民主党を代表して、政党討論会に出席しました。この政党討論会は、海外で初めて開催された歴史的なものであり、「海外有権者ネットワークLA」の皆さんが主催されたものです。民主党のほか、自民党、公明党、日本共産党の代表者が参加し、現地の皆さんからの発言や質問も含めて活発で熱気ある討論会となりました。 海外で暮らす日本国籍保持者は、約200万人以上いると推定されています。このうちロスアンゼルスに暮らす方々が中心となって1993年から在外投票権獲得運動を行ない、国政選挙への投票権を獲得してこられました。「在外投票を比例代表選のみに制限することは違憲」とする最高裁判所の歴史的判決も得て、今回の参議院選挙から選挙区選挙も投票できることとなりました。在外有権者の投票権は当事者の皆さんの活動で創設され拡大してきたのです。現在、海外有権者ネットワークが結成され、さらに投票制度の充実のため活動しています。 この在外投票は、登録から投票、開票に至るまで、極めて煩雑な手続きをとらなければなりません。登録や投票のため在外公館を訪ねる時間がない、投票期間が短い、選挙公報すら見ることができない、などの問題点もあって、投票率は伸び悩んでいます。政党討論会を通じて投票率の向上に寄与することができればと願っていますし、また使いやすい制度の改編をすすめ情報格差を解消するために民主党が提案している「インターネット選挙運動解禁法案」の早期成立に向けてさらに取り組んでいきます。 さてロスアンゼルスでの討論会は、朝から現地の日本人向けメディアを含めて現地駐在日本マスコミも多数来場し、個別インタビューや記者会見が行なわれました。討論会そのものは3時間を越えましたが、会場の熱気はたいへんなもので、私も充実した討論をさせていただきました。終了後、多くの方々から「民主党の話がいちばん良かった」と言っていただいたのは嬉しかったです。 米国の日系人社会は、ご存知のように第2次世界大戦中に捕虜として強制収容され戦闘や労働にも動員されたという歴史をもちます。リトル東京は日系人社会の開発の中心でしたが現在では領事館も移転し、再開発が必要と見受けられました。日本語を全く話さない3世4世も増えていますが、高齢化した日系人は、日本語のケアや日本食しか受け付けなくなるなどの問題が発生しているという話も伺いました。 海外から日本を見たとき、日本の姿がくっきりと見える。短い海外生活で私も実感してきました。今回の投票でも、それぞれがそれぞれの思いをもって投票してくださったことは、国内の有権者の皆さんと同じです。海外からの視点も大切にしつつ、今後とも在外有権者の方々との交流を続けていきたいと思います。
第139号「早期の解散総選挙を」(2007年7月30日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第139号(2007年7月30日発行) 「早期の解散総選挙を」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 参議院選挙の投開票日から一夜明けました。皆様には本当に力強いご支援をいただき、心から感謝申し上げます。新潟県選挙区では民主党現職2議員のうち1議員が当選しましたが、1議員が落選し、1議席の減少となってしまいました。とても残念ですが、二人の得票を合計すると70万票もの大量得票であったことは評価されるのではないでしょうか。全国的にも議席を大きく増やし、今回だけで60人の民主党公認推薦候補が当選しました。この結果を今後どう生かすかが課題です。 今回の選挙は、新潟県内的には政治状況の大きな変化も生み出しました。2002年の参議院補欠選挙から進められてきた野党共闘が、今回の参議院選挙で白紙に戻ったということです。2002年参議院補欠選挙に当時の民主党・社民党・自由党・連合という4本柱の御輿で今回落選した黒岩さんが当選したときから、この共闘スタイルは衆議院選挙でも用いられました。しかし今回はそれぞれがそれぞれの活動を行っています。 この、いわゆる4本柱に対する評価は人それぞれでしたし、過去5年間でその質も少しずつ変わってきたように思います。今後はいったいどうなるのか。新潟県全体の民主党の組織強化のために、どういう針路をとるべきなのか。今もしかしたら大きな転換点を迎えようとしているのではないか。どこかしらそんな思いが浮かんでは消えていきます。 来週は臨時国会が始まります。新しく当選した多くの参議院議員の仲間をお迎えして、活気ある民主党両院議員総会がそれに先立って開催されることでしょう。これからの国会運営は、民主党では衆議院よりも参議院のほうが力をもつことになると思います。それも嬉しい悩みですが、こういう状態をいつまでも続けるつもりはありません。有権者の皆さんの安倍政権に対する評価が今回の参議院選挙ではっきりと示された今、早期に衆議院の解散総選挙を行なうよう求め、そして政権交代で真に皆様の心に響く政治を実現していきたいと強く決意しています。
第138号「地震がふたたび」(2007年7月23日発行)
***************************** 西村ちなみメールマガジン第138号(2007年7月23日発行) 「地震がふたたび」 ※無断転用、無断転載は固くお断りします※ ***************************** みなさんこんにちは。衆議院議員の西村ちなみです。 連休最後の月曜日、また新潟を地震が襲いました。新潟市内も建物が大きく揺れる長い横揺れでした。私は午後から参院選候補者と街頭演説に出る予定でしたがキャンセル、防災服に着替えて現地へと向かいました。新潟県入りした鳩山由紀夫幹事長や国会議員、県議団とともに視察を行い、早速設置された非難所を見舞いました。 被災した地域の状況は、皆さん報道などでご承知のとおりです。今回の地震で、またもやご高齢の方々が犠牲となってしまいました。痛ましく言葉もありません。心からお悔やみ申し上げます。 震発生直後は「混乱」、しばらくすると「救援」、避難生活が長期にさしかかると「疲労」。現地のニーズは時間の経過とともに刻々と変わっていきます。それらに適切に対応するよう、中越地震で得たノウハウと教訓を生かさなければなりません。 これまで築いてきたネットワークを通じて、こうしたニーズに関する情報が私のもとに次々と入ってきます。それらに出来る限りの力で対応しつつ、1日でも早く、被災された皆さんの安心の確立と生活再建のため取り組んでいく決意です。 ロスアンゼルスでの政党討論会の報告は、参院選後に行います。